ギャルソンマンクェ（2000年生、母キヨシキブ）

ギャルソンマンクェ（2000年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「おてんば娘（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時7歳）と交配したキヨシキブが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C2-1。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2003年）

7月26日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアトウバに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月24日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月5日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のデバッグバージョンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月22日、中2週で迎えた13戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイキミネルバに1馬身の差をつけて優勝

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイクリッドオースに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

5月11日、中2週で迎えた19戦目は、相生ペーロン祭特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたナムラテンビー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルティミットワンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、東浦町カーネーション特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングジョッキー賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。