エンジェルフォース（2011年生、母ビリーヴザミラクル）

エンジェルフォース（2011年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使の力」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時13歳）と交配したビリーヴザミラクルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の江東湾岸賞(一般C2八九十)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、森田謙一によって1,890万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月19日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

3歳（2014年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入った。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月29日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた7戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

8月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、江東湾岸賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエリザヴェータに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月20日、中7週で迎えた10戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、伸びてきたロードプライド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月18日、中3週で迎えた15戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたミスアシング決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1六 C2四（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。