エリダヌス（2020年生、母コスモレティクルム）

エリダヌス（2020年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エリダヌス座より」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したコスモレティクルムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2024年の新潟牝馬ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったマスキュリンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月6日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイレーヌを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したレミージュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中3週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3歳（2023年）

3月18日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャラメルシフォンを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月9日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

9月17日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

4歳（2024年）

2月18日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のピクシレーションを半馬身振り切って休み明け初戦を物にした。

6月29日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月4日、中2週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエグランタインをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したギャラクシーナイトを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月20日、中4週で迎えた18戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホールネスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。