モーニングアップ（2018年生、母ヘヴンリービーナス）

モーニングアップ（2018年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「朝+上。朝の良い情報をイメージして」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時20歳）と交配したヘヴンリービーナスが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年のSAGAイブニング賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、西村新一郎によって165万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月5日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

3歳（2021年）

3月7日、中9週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた7戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた9戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月5日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィーネに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月12日、連闘で迎えた11戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハシュマルに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月9日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスマイルハライトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダノンディアマンテを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

11月25日、中4週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた15戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月19日、中3週で迎えた16戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月20日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月7日、中6週で迎えた19戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、日胆JA農業応援特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、日高町産業学習特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた21戦目は、ジニア特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ルドベキア特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月3日、中1週で迎えた23戦目は、来年のJBCは大井と共に特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた24戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、大瑠璃アゲハ記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた26戦目は、高原勇斗24歳誕生日おめでとう（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったカリグラフィーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた27戦目は、C3組（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた29戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、FLS10周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた30戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた31戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、姫熊りぼん生誕日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた32戦目は、SHIBUYA DREAMSC3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた33戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一発逆転!熊田さん退職記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。