トミーブランド（2003年生、母セリーヌバンブー）

トミーブランド（2003年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋銘柄」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時10歳）と交配したセリーヌバンブーが23歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は紺野猛。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害2戦0勝、地方5戦5勝。主な勝ち鞍は2008年のつつじ特別(一般A3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、紺野猛から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

7月15日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4歳（2007年）

2月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユートエトワールに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカリノメガミに7馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月14日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパンゲアに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアキノトップランに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月17日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月16日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた10戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプライドイズハートに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7歳（2010年）

2月14日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。4着を確保した。