スズカアンゼラ（1999年生、母セトアンゼラ）

スズカアンゼラ（1999年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したセトアンゼラが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、永井啓弐によって630万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウケリーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンツラベンダーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3歳（2002年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月16日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

6月23日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2003年）

6月29日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

9月27日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた17戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月20日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた22戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。