キタノユニヴァース（2017年生、母レアシルウィア）

キタノユニヴァース（2017年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のロジユニヴァース（当時11歳）と交配したレアシルウィアが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は東栄牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2三四五。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月23日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

7月19日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったラフィヌモンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、アマービレに交わされて6馬身差の2着となった。

9月10日、連闘で迎えた6戦目は、ホクレン「う米豚」賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、日高町水道協会賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったオーシャンアイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月21日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、一般C34 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオーシャンアイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、上杉周大スタートライン賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウオウガルーダに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月8日、中4週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシングインザレインを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

4歳（2021年）

1月18日、中5週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエルスネルに2馬身半の差をつけて優勝

2月19日、中4週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサッキースピネルに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィラバドラに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月15日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のピースフルダンスをハナ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月18日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アレッタに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月30日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ボルンカズマに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、チャールストン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、サッキースピネルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のチャンピオンフジをアタマ差振り切って制した。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハタチの龍馬賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた23戦目は、さんかく座特別（大井ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた24戦目は、アデュー2021賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2022年）

1月25日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦4勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で矢野貴之騎手（13戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた28戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、コモドール賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた29戦目は、後藤蒼二朗騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた30戦目は、ネバダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤蒼二朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤蒼二朗騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

デビュー前

佐野謙二厩舎（大井）へ入厩。

6月8日、デビュー戦は後藤蒼二朗騎手を鞍上に据えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

6歳（2023年）

5月3日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月22日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた33戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。