イデアリスタ（2010年生、母ナイキアムール）

イデアリスタ（2010年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「理想主義者（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時17歳）と交配したナイキアムールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は原田新治。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年のタンポポ特別(一般C14bロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原田新治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、原田新治から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって136.5万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月20日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

3歳（2013年）

2月9日、中7週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月11日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた14戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったストロングホールドを半馬身捉え切れず2着となった。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったアイアムイシュタルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月9日、連闘で迎えた16戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったスプリングカタセに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中4週で迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサイキョウゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンビュランスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、タンポポ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオクマンチョウジャを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、奈良津桜賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた22戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったグラスボンズに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中0週で迎えた23戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた24戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6月30日、中0週で迎えた25戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ハロードラゴンに交わされて2馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、タッチレインボーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた27戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた28戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月27日、連闘で馬体重を前走から22kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日野太一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノキララを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月12日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で日野太一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。