ユメノホノオ（2020年生、母テレフォトグラフ）

ユメノホノオ（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバトルプラン（当時15歳）と交配したテレフォトグラフが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。2023年に黒潮皐月賞、高知優駿及び黒潮菊花賞を制して高知三冠を達成するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、槇本牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、須田靖之によって275万円で落札された。

田中守厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2022年）

7月18日、デビュー戦は林謙佑騎手を鞍上に据えて、2歳戦の壱-1（高知ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた2戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のヘルクレス特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスケーアトラスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のサギッタ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のパパノオウマサンに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の潮菊特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハチキンムスメに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の黒潮ジュニアチャンピオンシップ（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の土佐寒蘭特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティドンに8馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月28日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティドンに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

3歳（2023年）

2月5日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦の土佐水木特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴバンガイノマリーに約12馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の土佐有楽特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオブリビッグマミーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデステージョに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月30日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデステージョを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーパークスに8馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月18日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポリゴンウェイヴに約11馬身の大差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月27日、中9週で迎えた14戦目は、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデステージョに1馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンマルーンに2馬身半の差をつけて10連勝を達成した。

12月31日、中5週で迎えた16戦目は、高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のガルボマンボを半馬身振り切って連勝数を11に伸ばした。

4歳（2024年）

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（10戦10勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のガルボマンボに1馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。