クレバーロッシー（2007年生、母Soviet Nights）

クレバーロッシー（2007年2月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のPleasant Tap（当時20歳）と交配したSoviet Nightsが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月27日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイムチェイサーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月28日、中9週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のロードホーリーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トパンガに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月18日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4歳（2011年）

5月8日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5歳（2012年）

3月4日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2200m 小雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6月3日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた18戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、中8週で馬体重を前走から30kg戻して迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、中野区特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

6歳（2013年）

4月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 雨/重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた24戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた25戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた26戦目は、新宿区特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた27戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7歳（2014年）

1月24日、中4週で迎えた28戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。