トーアボンバー（1985年生、母ミステレース）

トーアボンバー（1985年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のゼダーン（当時20歳）と交配したミステレースが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地20戦4勝2着2回、中央障害3戦0勝。1989年のオパールステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は斉藤博美騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

9月17日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

4歳（1989年）

2月4日、中8週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ミススパークに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月11日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、カリブルーラに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月18日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のホーマンダンシングに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月18日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウホーサリーに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤博美騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で斉藤博美騎手（10戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤博美騎手（11戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のタイレグルスをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

7月16日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤博美騎手（12戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のローリエオウカンに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1400万下のやまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で斉藤博美騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月7日、中9週で迎えた17戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1400万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（14戦4勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1400万下の高雄ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（15戦4勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5歳（1990年）

7月29日、約8か月半の休み明けで迎えた20戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、やまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6歳（1991年）

4月21日、約9か月の休み明けで迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた22戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。