ナニワプレストン（2005年生、母アロートウヘヴン）

ナニワプレストン（2005年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンプレストン（当時8歳）と交配したアロートウヘヴンが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方34戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠伊藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、大作ステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、村田哲郎によって525万円で落札された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

3歳（2008年）

1月26日、中5週で迎えた5戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のWelcome笠松競馬杯（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた13戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた17戦目は、第19弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2009年）

1月6日、中1週で迎えた18戦目は、重徳誕生日記念杯（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた19戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C33（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月22日、中4週で迎えた20戦目は、マサカツミノル記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた21戦目は、大島澄子誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラハナヒラクに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月9日、中4週で迎えた22戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（10戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオグリメジャーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

5月29日、中2週で迎えた25戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C14（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルドルフキングに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月23日、中3週で迎えた28戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（14戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた29戦目は、特選（ロ）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（15戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したエーシンタームエイにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C8b 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（16戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンセスマミを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

9月10日、中2週で迎えた31戦目は、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般C8 11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（18戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のファイヤーボーイに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月9日、中1週で迎えた33戦目は、奥飛騨特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（19戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた34戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナリタラベンダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた35戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（20戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイプレファランスを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って6勝目を手中に収めた。

11月26日、中1週で迎えた36戦目は、JAぎふ農業まつり特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（21戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた37戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（22戦6勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた38戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた39戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンプウライアンを圧倒的な末脚で半馬身差し切って優勝

1月21日、中1週で迎えた40戦目は、睦月特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（23戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた41戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（24戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた42戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（25戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた43戦目は、JAぎふ杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（26戦6勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったオグリノーザンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月9日、中3週で迎えた44戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。