ストロングマルス（1991年生、母ミスタカコマ）

ストロングマルス（1991年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトスター（当時18歳）と交配したミスタカコマが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は泉渕瀬牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月27日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキョウエイクイーンを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月7日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦1勝）。4頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったリバーラブリーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（4戦1勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田高宏騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳400万下の福島アラブ3歳特別（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田高宏騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で嶋田高宏騎手（7戦1勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で嶋田高宏騎手（8戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3歳（1994年）

1月15日、中4週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で嶋田高宏騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月3日、中9週で迎えた13戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、梯梧特別（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた15戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島洋三騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。