トキノプリンセス（2005年生、母ツジノヒマワリ）

トキノプリンセス（2005年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「時のプリンセス」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時10歳）と交配したツジノヒマワリが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、アーリーカンパニーによって157.5万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

12月16日、中3週で迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着を確保した。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月9日、中2週で迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったハセハリドワールにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のクインリースマイルに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月7日、中2週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月6日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、前沢牛にぎり寿司レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた15戦目は、菅原勲騎手WSJS出場応援2nd.（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、最後はベリーメリーホークと並んで3着同着となった。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、白蓮洞レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサイレントカイザーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をマークした。

4歳（2009年）

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、5きげんテレビ3千回放送記念（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエアルーアを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月26日、中3週で迎えた18戦目は、兜明神岳レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた19戦目は、平庭高原レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月20日、中3週で迎えた20戦目は、田瀬湖湖水まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマトスピリットに2馬身の差をつけて優勝

7月18日、中3週で迎えた21戦目は、ブロードバンドカップ（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、最後はダークマターと並んで3着同着となった。

8月16日、中3週で迎えた22戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた23戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、安全安心厳選の岩泉牛乳レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた24戦目は、南部杯カウントダウン1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、遠野物語プレ100周年レース（盛岡ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、明治記念館レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルメイオーに1馬身半の差をつけて優勝

12月7日、中3週で迎えた27戦目は、十文字ラーメンレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた28戦目は、寂聴記念館レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイジーウィザードに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2010年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、牛の博物館レース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた30戦目は、くずまき高原牧場まつりレース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月21日、中5週で迎えた31戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、釜石納涼花火大会レース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、夏油高原紅葉まつりレース（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、南部杯カウントダウン14（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた34戦目は、全日本わんこそば選手権レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（12戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

11月8日、中1週で迎えた35戦目は、北緯40度シンボル塔レース（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。