クインリースマイル（2005年生、母プリンセスカーラ）

クインリースマイル（2005年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王らしい微笑」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したプリンセスカーラが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方29戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のひだか応援隊h-keiba.net賞(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

4月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた2戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したトキノプリンセスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2009年）

5月5日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、琴似特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた8戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、室蘭白鳥大橋特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、平取町義経神社例大祭賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアンジュポケットを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた13戦目は、厚賀森林公園特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口竜一騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた15戦目は、アルフェラッツ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口竜一騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山口竜一騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般D1-1（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山口竜一騎手（10戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、テイクザラブに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた18戦目は、胆振獣医師会長特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた19戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、りんどう特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（11戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた21戦目は、樽前山特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（12戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5歳（2010年）

5月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた24戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた25戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた26戦目は、室蘭地球岬特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（13戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ソニックファイヤーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（14戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（15戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリアクションレートに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた29戦目は、エイシンデピュティ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（16戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったイーグルフラップにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた30戦目は、ジャパンレース創立30周年記念特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた31戦目は、元浦川特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（17戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた32戦目は、日高町獣医師会特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（18戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、リンカーン賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（19戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。