カシマサンサン（1994年生、母マグダレナ）

カシマサンサン（1994年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したマグダレナが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）只野牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着4回、地方3戦0勝。1997年の青葉賞(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月10日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカイシュウホマレに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟3歳ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（1997年）

2月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、最後はオースミジャイアンと並んで4着同着となった。

5月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したグリーンブリッツを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

3月21日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったビーユアフレンドにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の上総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミヤギロドリゴにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の多摩川特別（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（1999年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したブルーパラディンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月20日、中3週で迎えた27戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（2001年）

8月4日、約20か月の休み明けで迎えた28戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。