カイシュウホマレ（1994年生、母サンスポット）

カイシュウホマレ（1994年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時13歳）と交配したサンスポットが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山岸康。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、中央障害7戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の高尾特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったカシマサンサンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベリーファインに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3歳（1997年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

2月16日、中5週で迎えた5戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパームシャドウを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

5月10日、中5週で迎えた8戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた11戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ストーミーサンディに3/4馬身交わされて2着となった。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4歳（1998年）

4月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月16日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のセントパークをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下のフランスカップ（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦3勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5歳（1999年）

1月17日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

2月7日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた22戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春光賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた25戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月21日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月19日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2000年）

1月16日、中3週で迎えた31戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。