ミヤシロエンペリー（1988年生、母スイートシンバル）

ミヤシロエンペリー（1988年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンペリー（当時15歳）と交配したスイートシンバルが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地22戦3勝2着5回、地方20戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の柏崎特別(500万下)。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月3日、デビュー戦は蛯名信広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着を確保した。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたマルブツパッション決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月16日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、マイリョウコサンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月6日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレストサバンナをクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

11月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、蛯名利弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコウチテイオーに2馬身の差をつけて制した。

4歳（1992年）

6月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名利弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったトミケンドリームに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名利弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコクサイバーンズに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

9月6日、中2週で迎えた13戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったヒトメボレにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月3日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたヤマノリゲル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月7日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名利弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

6歳（1994年）

7月10日、約19か月半の休み明けで迎えた17戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蛯名利弘騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた19戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名利弘騎手（8戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた20戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名利弘騎手（9戦2勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7歳（1995年）

4月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、小笠原義巳騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、田村光則騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村光則騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月18日、中3週で迎えた26戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村光則騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村光則騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田村光則騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた29戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村光則騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村光則騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月19日、中7週で迎えた31戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は田村光則騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田村光則騎手（8戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイワンから1馬身半差の2着に敗北した。

8歳（1996年）

1月7日、連闘で迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田村光則騎手（9戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月13日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村光則騎手（10戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村光則騎手（11戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた37戦目は、石川夏子騎手を鞍上に迎えて、グローイングトロフィー（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月11日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田村光則騎手（12戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケショウイッキからクビ差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村光則騎手（13戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田村光則騎手（14戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月16日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた41戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村光則騎手（15戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた42戦目は、下山賢治騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。