オグラテスコ（1990年生、母オグラトウショウ）

オグラテスコ（1990年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時18歳）と交配したオグラトウショウが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月15日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヤマヒサジェニーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノンストップレディに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1993年）

6月27日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったカリスタローマンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シルヴァーケットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた10戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4歳（1994年）

3月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたヨネクリスタル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月14日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサカエキフジンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月5日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルバロンを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5歳（1995年）

2月19日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた23戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。