カリスタローマン（1989年生、母ナンブハヤテ）

カリスタローマン（1989年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時17歳）と交配したナンブハヤテが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地20戦5勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

10月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

3歳（1992年）

5月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャーマンクールに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（1993年）

3月20日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したカポエイラにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ミラーズドウターに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は谷中公一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイワシャロックに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

7月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったアリジャポネにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオグラテスコをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷中公一騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

10月16日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、グレコローマンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のハイルセレーサに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、クロフネミステリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスティールアロンに1馬身3/4の差をつけて5勝目を手に入れた。

5歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた17戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（9戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた18戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で谷中公一騎手（10戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦の宝塚市制40周年記念（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた20戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6歳（1995年）

10月5日、約17か月の休養明けで迎えた21戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、摩周湖特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。