スティールアロン（1990年生、母オールウエイズアロン）

スティールアロン（1990年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時18歳）と交配したオールウエイズアロンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木康治。戦績は、中央平地24戦2勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ステージチャンプに交わされて5馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のフォスタールビーをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた5戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったミスターチアズに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下の呉竹賞（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラポイントオーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパークラシックに9馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したカリスタローマンを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（12戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月5日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月17日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（14戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5歳（1995年）

6月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

7月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（16戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。