タヤステンバオー（1992年生、母ポイントゲッター）

タヤステンバオー（1992年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時10歳）と交配したポイントゲッターが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の藻岩山特別(900万下)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月25日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったキータイムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月5日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーガストトパーズに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、リキアイチャンスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセントクロシオに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のドンシューターに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1996年）

6月29日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のテルノシンゲキを3/4馬身振り切って休み明けの一戦をモノにした。