ケッツァー（2019年生、母フェリシア）

ケッツァー（2019年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「異端児、特異な存在とみられている人(独)。父名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時10歳）と交配したフェリシアが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木下牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月11日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアラクレをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月9日、中6週で迎えた3戦目は、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスの百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

3歳（2022年）

4月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月10日、中6週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月27日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた13戦目は、愛媛道後特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月3日、中7週で迎えた14戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、ミカド賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で仲原大生騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた17戦目は、C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲原大生騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲原大生騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた19戦目は、エリダヌス座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で仲原大生騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で仲原大生騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた21戦目は、おおぐま座特別（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で仲原大生騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた22戦目は、かに座特別（大井ダート1650m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で仲原大生騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた23戦目は、たて座特別（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で仲原大生騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。