エイシンイーデン（2002年生、母Sioux City）

エイシンイーデン（2002年1月30日）は、カナダで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オーストラリアの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のPhone Trick（当時20歳）と交配したSioux Cityが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地32戦4勝2着4回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

6月20日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、スキップジャックに交わされて1馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニシノドコマデモをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

8月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月3日、中7週で迎えた5戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3歳（2005年）

3月13日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアイファーラブラブに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月4日、中3週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4歳（2006年）

3月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

9月9日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレジーナガールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の安城特別（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったアントニオマグナムにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、リーサムウェポンに交わされて1馬身差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた21戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた23戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた24戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

10月14日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったルミナスポイントにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

6歳（2008年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた29戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のブラックシャドウをアタマ差振り切って久々に白星を挙げた。

3月9日、連闘で迎えた30戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

7歳（2009年）

1月9日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、若竹特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカネマサデュークに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた35戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。