インターエンブレム（1985年生、母フリーテイングムーンライト）

インターエンブレム（1985年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイエローゴツド（当時18歳）と交配したフリーテイングムーンライトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地17戦4勝、中央障害1戦0勝、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の道新スポーツ賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

5月21日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月18日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4歳（1989年）

1月29日、中5週で迎えた7戦目は、西橋豊治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエバブラウンに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロアリダーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のポタリングに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（10戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジンデンボーイを上がり1位の末脚で半馬身差し切って4勝目を獲得した。

5歳（1990年）

7月28日、約13か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（11戦4勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松永幹夫騎手（13戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた18戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1991年）

4月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、エイプリルハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた20戦目は、メイハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた21戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビーカツプから1馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた22戦目は、ジュライハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、一般B2三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保秀男騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた24戦目は、深野塁騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。