ジンデンボーイ（1985年生、母ロツチテスコ）

ジンデンボーイ（1985年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時13歳）と交配したロツチテスコが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地12戦4勝2着3回。1987年の阪神3歳ステークス(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月15日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホリバンダイを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

12月20日、中4週で迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の阪神3歳ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レース、G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3歳（1988年）

5月7日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳オープンの菖蒲特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下の桐花賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のナイルグリーンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月26日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（1989年）

4月23日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモナンファンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の石狩特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスリーノーブルに1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、インターエンブレムに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒカリシャダイに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の釧路特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたポートモガミ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（1990年）

5月4日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。