リリーコール（1986年生、母タニノフジタカ）

経歴

デビュー前

3歳（1989年）

2月5日、デビュー戦は田所清広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカタリナラビットに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳400万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田所清広騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったセンターグレイバーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月17日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田所清広騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

7月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳400万下のえのき賞（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田所清広騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所清広騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田所清広騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた7戦目は、鍜治谷誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、トウショウバルカンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鍜治谷誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田所清広騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は鍜治谷誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5月20日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田所清広騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。