フジヤマシェーバー（2002年生、母マーシャルプラン）

フジヤマシェーバー（2002年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時14歳）と交配したマーシャルプランが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上C1一。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

6月26日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3歳（2005年）

6月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

9月4日、中9週で迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゼンノキャンベラを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

11月30日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた8戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D4三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリーンエリシオに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマックンマックンに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5歳（2007年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスガノオペラに3馬身の差をつけて制した。

1月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバンブーブンデスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウケイアトラントを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲイリーミニスターを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（7戦5勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヤマカツアイガーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（9戦6勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したオリエンタルバレーにアタマ差届かず2着となった。

7月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松本剛志騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマッキーカルタスに1馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

7月25日、中1週で迎えた20戦目は、キリンありがとうひょうご!カップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本剛志騎手（11戦7勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本剛志騎手（12戦7勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた22戦目は、阪急高速バス特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松本剛志騎手（13戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月13日、中7週で迎えた23戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、ニッカン菊園特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったメイショウランマルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

5月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた25戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた28戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は板野央騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。