エピックマジック（2013年生、母マジックペイントブラッシュ）

エピックマジック（2013年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最高のマジック」。毛色は青鹿毛。種牡馬のテレグノシス（当時14歳）と交配したマジックペイントブラッシュが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月27日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、コラッジョーゾにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリームーヴメントに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月15日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2016年）

5月15日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

6月25日、中3週で迎えた9戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

7月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた11戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2017年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、湘南にのみや菜の花記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。