エンジェルフェイス（2013年生、母ワンフォーローズ）

エンジェルフェイス（2013年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バラの最高品種の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したワンフォーローズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。2016年のフラワーカップ(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額4,860万円（9.72万×500口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月12日、デビュー戦はA.アッゼニ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2016年）

2月6日、中7週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたミッキーグッドネス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフライングレディに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゲッカコウに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

5月22日、中8週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

9月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

12月17日、中8週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ重賞のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2017年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（2018年）

1月13日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のロジクライをクビ差振り切って久々の一戦を制した。

2月17日、中4週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月10日、中2週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。