ジョリーヴォア（2002年生、母タケイチオージョ）

ジョリーヴォア（2002年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい歌声（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時15歳）と交配したタケイチオージョが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方36戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハナウマベイをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月16日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月23日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で生野賢一騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で生野賢一騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4歳（2006年）

1月7日、中6週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

2月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、株式会社クニヤ35周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本茜騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月24日、中2週で迎えた16戦目は、もも子ナイスカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山本茜騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、仙石ヒロト君初誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、恵美子記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた23戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノホマレを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた24戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラサヤカを上がり0位の末脚で半馬身差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は山本茜騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた26戦目は、HIROKO20th記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、哲雄タジタジ貴子押し切り婚記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングアワードを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

12月7日、連闘で迎えた28戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた29戦目は、キリンビールラガー杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本茜騎手（10戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ローズトルネードにアタマ差交わされて2着となった。

1月17日、中1週で迎えた31戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた32戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（11戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた34戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（12戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた36戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（13戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた37戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（14戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた40戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた41戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた42戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月9日、連闘で迎えた43戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた44戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、小藤和男記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた45戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。