ベアメイプル（2015年生、母マキノスペシャル）

ベアメイプル（2015年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋楓」。毛色は栗毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したマキノスペシャルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田博志。主な勝ち鞍は2019年のパンジー特別(一般C32 C41)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田博志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって432万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、熊木浩によって334.8万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3歳（2018年）

3月11日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月22日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したジェットラグにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカワイイリングをクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、プレシャステソーロに交わされて5馬身差の2着となった。

8月30日、中2週で迎えた10戦目は、愛別きのこフェス賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた11戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、しべつ牛乳賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、頑張ろう北海道!楽天競馬賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、モンアムールに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、オールウェイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、パンジー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のピュアマーチに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、黒百合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、リヤンドールに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、アジサイ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、小町草特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月5日、中7週で迎えた20戦目は、びらとり沙流川まつり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川倭騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、フォアシザフューチに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、クレオメ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、中原悌二郎賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、山葡萄特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、サフラン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた25戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた26戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったココロコに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、キーメモリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月29日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木本直騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた30戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアリエスジューゴーに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

6月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた32戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドエクセルに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月19日、中2週で迎えた33戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズカップトライアル（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた35戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、十五夜特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったピラミッドファラオに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた36戦目は、暮秋賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったセルリアンラグバに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた37戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた38戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。