イケノシイチャン（2020年生、母イケノパシスタ）

Ikeno Shiichan

2020.03.10

イケノシイチャン（2020年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時15歳）と交配したイケノパシスタが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は池添 安雄。2022年のフォーマルハウト賞(牝地方重賞)に勝利した他、2023年の兵庫クイーンセレクション(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高馬元紘厩舎（兵庫）へ入厩。

2歳（2022年）

6月9日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた2戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグディカンワルに約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

8月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の兵庫ジュベナイルカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた4戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月19日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ジョイブラックに交わされて2馬身半差の2着となった。

デビュー前

高馬元紘厩舎（兵庫）へ入厩。

11月16日、デビュー戦は大山真吾騎手を鞍上に据えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

12月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフォーマルハウト賞（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカタラに2馬身半の差をつけて優勝

3歳（2023年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の兵庫クイーンセレクション（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月22日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の兵庫（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたジョイブラック決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。