ステップアンドゴー（2006年生、母エーピーハルコッチ）

ステップアンドゴー（2006年5月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「一歩踏み出し歩んでいく」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時18歳）と交配したエーピーハルコッチが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方20戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の松延貴弘・吏香結婚記念(一般C2二三四)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、出羽牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、佐藤伝二によって472.5万円で落札された。

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月10日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

9月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3歳（2009年）

8月30日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ランドエクスプレスにハナ差交わされて2着となった。

12月17日、中6週で迎えた11戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったストロングネオに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、4歳（船橋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた13戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、マヤノシャバーシュに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノグラヴィティに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3一二三イ（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十一12十三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリベンジノハナに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたトーセンエシェゾー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（10戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラチナムブルーに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったクロススピードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた23戦目は、松延貴弘・吏香結婚記念（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤博紀騎手（12戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウコウホープに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月11日、中4週で迎えた24戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤博紀騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2011年）

1月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤博紀騎手（14戦4勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤博紀騎手（15戦4勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月4日、中9週で迎えた27戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤博紀騎手（16戦4勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。