リネンカイソク（2014年生、母リネンエンプティ）

リネンカイソク（2014年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋快速」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時17歳）と交配したリネンエンプティが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C13。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月28日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3歳（2017年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

9月14日、中3週で迎えた7戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハコダテオウカにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（2018年）

1月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイキビルダーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ニホンピロモリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（9戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた18戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジオパーククイーンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツご愛読感謝記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリネンマックスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエアシャマールに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月27日、中2週で迎えた21戦目は、花水木特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキビルダーに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2019年）

1月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。