フジノスプリング（1994年生、母ダイドウフアミリー）

フジノスプリング（1994年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウショウサミット（当時12歳）と交配したダイドウフアミリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は滝田石男。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

9月23日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた2戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3歳（1997年）

1月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/不良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第1戦（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、キョウエイリードに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月13日、中7週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームマスターに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（5戦1勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3月29日、中9週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラップタイムワンを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月5日、中5週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（9戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（10戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（11戦1勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、6着を確保した。

10月4日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

5歳（1999年）

1月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（10戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（12戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた29戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた30戦目は、中岳特設（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた31戦目は、中岳特設（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた32戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月16日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、中岳特設（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。