カシノリボン（2005年生、母スターカプイチ）

カシノリボン（2005年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋リボン」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスゴールド（当時7歳）と交配したスターカプイチが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山育成牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、一山育成牧場から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、柏木務によって231万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

8月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアスールグロリオを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、セトノアンテウスに半馬身交わされて2着となった。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のアルティマトゥーレをクビ差振り切って優勝

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

12月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（2009年）

8月2日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

5歳（2010年）

2月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

3月21日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウノオアシスに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。