パレスソルジャー（2003年生、母ナスケンエース）

パレスソルジャー（2003年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋兵士」。毛色は鹿毛。種牡馬のミシエロ（当時13歳）と交配したナスケンエースが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方22戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年のエイプリルフラワー賞。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月24日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2006年）

2月12日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクセスストーリーを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

9月26日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南田雅昭騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた8戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で南田雅昭騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で南田雅昭騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4歳（2007年）

8月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で南田雅昭騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（9戦1勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

11月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、鵡川カネダイ大野ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5歳（2008年）

4月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、JAひだか東いちご特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したサツキメールに3/4馬身届かず2着となった。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、きたあかり特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、ローエングリン賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルカフェから1馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、アドマイヤドン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォックストレルから5馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた19戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ソメスサドル特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のジャンクメイルに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月21日、中5週で迎えた20戦目は、北菓楼北の夢大地特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のタグライディーンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月9日、中2週で迎えた21戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、レチクル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスチトセから1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、元浦川特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレダンスクインをクビ差制して4勝目をつかんだ。

11月4日、中5週で迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウダイアナに半馬身届かず2着となった。

7歳（2010年）

4月29日、約18か月の休養明けで迎えた24戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた25戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたパッパターチ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月9日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ビオラ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8歳（2011年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、ホッカイドウ競馬平取ファンクラブ特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホッコーダイクンに2馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

5月18日、中1週で迎えた28戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、アヤメ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた29戦目は、タイム特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャンハイラックを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月19日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、トルマリン特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた31戦目は、ひろおサンタランド特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセイユウチェイサーを半馬身振り切って6勝目を手にした。