セイント（1988年生、母サチノハヤブサ）

Saint

1988.05.10

セイント（1988年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグランデイ（当時16歳）と交配したサチノハヤブサが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱 秀昭。戦績は、中央平地8戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

7月22日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は428kg。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。0着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ランニングサンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したミラクルストーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラハイスピードに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3歳（1991年）

5月11日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサキノノーブルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。