グラウシュトラール（2016年生、母フォーミー）

グラウシュトラール（2016年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「灰色(独)+光線(独)。光線のように鋭い走りを期待して」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したフォーミーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は碧雲牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、碧雲牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって540万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月8日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3歳（2019年）

2月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリーチザサミットに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月11日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。13着に敗れた。

4歳（2020年）

3月8日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョーフォレストにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2021年）

7月3日、約9か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したココラにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。