ワンダーブライド（2010年生、母メイショウマキバコ）

ワンダーブライド（2010年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花嫁」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したメイショウマキバコが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方27戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月4日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は396kg。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

3歳（2013年）

2月3日、中6週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた9戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

9月29日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた11戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のイキイキシンサクに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2014年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第38戦（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエスティマーブルをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

3月21日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小山紗知伽騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた20戦目は、チャレンジシリーズ第4戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイワボビーを3/4馬身捉え切れず2着となった。

5月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた22戦目は、からあげもり山杯（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトリロジーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったサンテレーズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（11戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったストロングホールドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（12戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒカリエンジェルに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月10日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた27戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカアイキューに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2015年）

4月18日、約8か月の休養明けで迎えた28戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

12月20日、約8か月の休養明けで迎えた29戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

4月2日、中9週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（15戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のネイムザデイに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月23日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（16戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザラブスプリムに約11馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

5月7日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（17戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた34戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、マサノエクスプレスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（18戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったダノンラブリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（19戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のニシノストーミングに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月2日、中1週で迎えた37戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、マスターシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアメイジングゲイルに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月24日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（20戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサダムジャポンをクビ差振り切って8勝目を手中に収めた。

9月4日、中3週で迎えた40戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。