ラスイエットロス（2013年生、母イットウリョウダン）

ラスイエットロス（2013年1月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「さあ、解き放て（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したイットウリョウダンが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地23戦1勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,800万円（56万×50口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月1日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2016年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシゲルクルマダイをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

4月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月2日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中8週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

2月13日、中2週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月29日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の汐留特別（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。17頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた20戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレシャスギフトをハナ差だけ差し切って久々に勝利を挙げた。

11月11日、中3週で迎えた21戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた22戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

5歳（2018年）

1月20日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。