グランイグアス（1999年生、母グレートヤエ）

グランイグアス（1999年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したグレートヤエが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、中央障害8戦0勝2着1回、地方7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

3歳（2002年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月11日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4歳（2003年）

1月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったポライトワールドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた11戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセリブリザードに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムラパイオニアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったフジノタイコウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリュウバンダムに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

5月21日、中2週で迎えた15戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で仙道光男騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったサイレンスボーイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルロマネスクに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月29日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

5歳（2004年）

5月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

7月11日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6歳（2005年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

1月23日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた30戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月27日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

3月19日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた33戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月13日、約7か月の休み明けで迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったファントムスズカから約11馬身差の2着となった。

12月24日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた36戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。