セイウンゲパルド（2000年生、母エイシンコマチ）

セイウンゲパルド（2000年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋チーター（伊）。チーターのように他馬を一気に抜きさる。」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時11歳）と交配したエイシンコマチが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川ミツ。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上B2-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川清彦から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月15日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた4戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエアカエサルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4歳（2004年）

3月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8-1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のバンチフラワーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクテンヒショウを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を獲得した。

4月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブーウニオンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアマビリータをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

6月8日、中3週で迎えた13戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゲイリーマイハート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグレートステップを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5歳（2005年）

1月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上A3-3（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレコードブレイカーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月15日、中2週で迎えた19戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、エフエムあまがさき82.0賞（園田ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上B1-2（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブーラツィオを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた21戦目は、吉川町制50周年記念さざんか特別（姫路ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた22戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

6歳（2006年）

2月22日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた25戦目は、花・ゆめ・根日女加西特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（9戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた26戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、スプリングウインド（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた27戦目は、相生ぺーロン祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。