オンワードタイタン（2002年生、母オンワードオーク）

オンワードタイタン（2002年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋映画『タイタンの戦い』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時9歳）と交配したオンワードオークが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、中央障害12戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月13日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

3歳（2005年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったロングユリシーズにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたコスモビベロ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

4歳（2006年）

8月26日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノサンロイヤルから1馬身半差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトップオブマーチに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったタニノエタニティから3馬身半差の2着となった。

11月11日、中4週で迎えた20戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた22戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月4日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったリワードプレザンからハナ差の2着に甘んじた。

4月7日、中4週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤビペルセウスから9馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったデンコウグリーンから6馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中5週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のユキノサンロイヤルに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2008年）

2月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた28戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。