シンドバッド（2020年生、母イルミナティ）

シンドバッド（2020年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「物語の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したイルミナティが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2023年の梨の里白岡!白岡美人賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、HimRockRacingホールディングスによって1,540万円で落札された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月26日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2022年8月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中5週で迎えた4戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月24日、中8週で迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フォースバイオに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月30日、連闘で迎えた7戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた8戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた9戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月25日、中9週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月1日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着を確保した。

6月26日、中7週で迎えた12戦目は、3歳戦のランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

8月28日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の梨の里白岡!白岡美人賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のワガママナビジンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、四尺玉!こうのす花火大会賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1四五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブルーインサニティに2馬身半の差をつけて優勝

11月23日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、埼玉県養豚協会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマスクドサムライを豪快な末脚でハナ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

12月11日、中2週で迎えた18戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、川崎競輪の絶対エース!郡司浩平記念（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2024年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、桜月特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

5月4日、中7週で迎えた20戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

2022年8月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。