ブルークランズ（2014年生、母ランズエッジ）

ブルークランズ（2014年1月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「南アフリカのアーチ橋。世界で最も高いバンジージャンプの場所」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したランズエッジが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の北大路特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月22日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったファンディーナに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジュンテオドーラに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月20日、中7週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったプリンセスルーラーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月8日、中6週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したダイナミックアローに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月22日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月9日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のエレクトロニカに2馬身の差をつけて制した。

4歳（2018年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のタンタグローリアに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

3月18日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。