ダイナミックアロー（2013年生、母リスペクトライン）

ダイナミックアロー（2013年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「豪快な矢」。毛色は鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時7歳）と交配したリスペクトラインが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼斉藤牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月4日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカフジキングに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3歳（2016年）

2月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3月6日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

10月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

4歳（2017年）

3月5日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でひたむきに粘り続けて、最後は2着のスティルウォーターに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のブルークランズを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月5日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（3戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三津谷隼人騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、サトノケンシロウに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2019年）

5月25日、約21か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で三津谷隼人騎手（5戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で三津谷隼人騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの宮崎特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三津谷隼人騎手（7戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で三津谷隼人騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた22戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた23戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた24戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7歳（2020年）

1月25日、中3週で迎えた26戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた27戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝2400m 外回り小雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月18日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三津谷隼人騎手（9戦2勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。