スティルウォーター（2013年生、母ソリッドプラチナム）

スティルウォーター（2013年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アメリカ、モンタナ州にある米国最大の白金鉱山名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したソリッドプラチナムが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2018年の鳴滝特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月23日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は402kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず15着に敗れた。

3歳（2016年）

3月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた4戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンゲイナーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の陽奈望12歳おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のプルミエエトワールに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月10日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

2月4日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

3月19日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、逃げるダイナミックアローを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月21日、中4週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のフォースフィールドに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月19日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウカミシマに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルカブリスクを3/4馬身振り切って4勝目を手にした。

11月25日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2018年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

4月1日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた23戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた24戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月19日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた26戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドンアルゴスに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手にした。

11月17日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6歳（2019年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた31戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月17日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月6日、中6週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2019年11月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。