ドンアルゴス（2015年生、母ドナフュージョン）

ドンアルゴス（2015年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の巨人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドリームジャーニー（当時11歳）と交配したドナフュージョンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2020年の比良山特別(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月24日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアルムフォルツァを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2018年）

3月31日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月29日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のディバインブリーズを半馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスティルウォーターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月22日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、パリンジェネシスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

3月2日、中9週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、逃げるジェシーを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中9週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

7月14日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

11月9日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5歳（2020年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの川西特別（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は加藤祥太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴァイザーに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、最後はセントレオナードと並んで3着同着となった。

8月29日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのオホーツクステークス（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたワセダインブルー決め手に屈してクビ差の2着となった。

6歳（2021年）

12月26日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7歳（2022年）

1月5日、中0週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月15日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの高山ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

10月29日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。馬体重は518kg。13頭立ての大外13番ゲートからスタート。競走除外となった。

11月12日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島信二騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

8歳（2023年）

4月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの競馬法100周年記念（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で川島信二騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で川島信二騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2200m 外回り雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で川島信二騎手（12戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で川島信二騎手（13戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で川島信二騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で川島信二騎手（15戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9歳（2024年）

1月8日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で川島信二騎手（16戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた34戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、月冴ゆる特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダルマワンサを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

2月22日、中1週で迎えた35戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、下萌特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヨハンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月20日、中3週で迎えた36戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、マーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。